大島海峡の中央付近、加計呂麻島側に位置しています。俵の公民館は、加計呂麻島で唯一の二階建公民館で、
二階はすべて民具資料館になっています。カミヤマやカミミチなど民俗的な集落空間も残っています。
文化遺産は、民具資料館や海辺の手作りカミミチなどがあります。
【信仰】
集落の北側の小高い森がテラヤマと呼ばれるカミヤマ。集落の伝承では、昔そこに祠があったと伝えられています。旧暦の6月23日には祠を拝む習慣がありました。
テラヤマをくだってきた所にトネヤとアシャゲがありました。現在では空屋敷になっています。テラヤマが集落の北側に位置しており,集落を挟んでグンギンヤマと呼ばれるやまがあり、これは集落では,火の神とされています。旧暦9月9日には祭りがあります。
集落は,グスコ・サト・トーの3つに分けられ川や道路が境になっています。公民館のある場所がサト集落で,ここが集落の始まりであるといわれています。集落の共同水汲み場はヒギョー、トイミズ、コーの3か所がありました。
【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P66,67