加計呂麻島の中央付近、請島側に位置しています。伊子茂港からは海上タクシーを頼むと請島与路島に送迎してもらうこともできます。学校の裏手には、江戸時代に築かれた石垣と屋敷が残っており、町の文化財に指定されています。また、山手側の畑では縄文時代の石斧などが採集されており、縄文時代から人々が暮らしていたことを物語ってくれています。
文化遺産は、西家住宅や伊子茂遺跡などがあります。
【信仰】
集落の聖域のカミヤマをウボツと呼びます。集落の西側の小高い丘にあってそこにアシャゲとトネヤがありました。カミヤマから一段下がった場所がミャー(集落の祭りを行う広場)ですが,昭和50年ごろには住宅になっています。
集落の水汲み場はコーとイジュミに2か所でした。
ノロの祭祀は終戦後までは継承されていましたが,現在では継承されていません。
【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P76,77