於斉おさい

加計呂麻島の中央付近、請島側に位置しており、瀬相港からはトンネルを越えてすぐの集落です。海岸付近にはガジュマルの大木があり、映画の撮影にも使われました。
文化遺産は、ガジュマルやグンギンなどがあります。

【信仰】
昭和40年代後半まで、アシャゲもトネヤもありました。昭和40年代~50年代にアシャゲは昭和50年代頃撤去されています。瀬戸内町誌(民俗編)によると昔、集落のアシャゲの新築の時に、アシャゲの甍をふき終わろうとすると鉦がなり,「カミサマがヲガマッタ(神が降臨した)」という話が伝わっています。
集落の聖域であるカミヤマは2か所あり,カミヤマは水源とも深い関係があります。
集落ではカミヤマからはカミが降りてくると信じられていました。
アシャゲの構造は真四角で壁はない構造でした。今ではノロの祭祀は一切なくミシャクも作っていません。
また以前の集落の共同水汲み場はクムハと呼ばれていて、厳島神社のある山をテイラヤマと呼んでいます。

【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P78,79
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