阿鉄あでつ

大島海峡の中央付近、奄美大島側に位置しています。川を挟んで集落が奥に続いていて、突き当たりの山に神社があります。
神社の参道には松の大木などがあり、とても趣がある神社です。また、川の淵には、昭和二年に作られた防火用の鐘が吊るしてあります。
文化遺産は、神社防火用の鐘などがあります。

【信仰】
集落は大きく2つの地区に分けられます。集落の東側がソチ地区、西側をサト地区と呼びます。集落の水組場はソチ地区にありました。
集落の背後にある山がテイラヤマと呼ばれ、厳島神社が祀られています。祭りの日は9月6日です。(新暦か旧暦かは不明です。)午前中に清掃をし、午後から女性たちが参拝して神事が行われます。このとき通夜として翌日の明け方まで踊り続けるというものです。
この夜を通して踊る行事、通夜をトギといいます。昔は子供たちも参加してこの日にムチムレ(餅貰い)をしていたようです。
集落の聖域として,ミャーがあり,現在のミャー(集落の祭りを行う広場)は集落の海よりにあり,郵便局の南隣になります。公民館のある場所が元の古いミャーでありそこをフルミャーと呼んでいます。
フルミャー(古いミャー)の東側の裏山をウガヤマと呼びます。フルミャーは昔ノロたちが
鉦をたたきながら行き来したウガミヤマにつながるカミヤマにつながる入口に位置していました。
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