ナンヨウブダイ
スズキ目ブダイ科
学名 Scarus gibbus
方言名 オーガン(イラブチの一種)
珊瑚礁域に生息し、岩礁や珊瑚の藻類を主食する。1尾の雄が数匹の雌を従えてハーレムをつくる。夜は口からだした粘液マユを作って眠る。眼が小さく吻部は絶壁状。老成するとこの部分がこぶ状に隆起する。成魚は、口から水平に走る明るい緑色帯が特徴。雌は緑褐色、雄は青緑色。海域により色彩変異がはなはだしく、別種に分類されることもある。
イラブチの中でも特に美味される。イラブチは独特のにおいがあるとされているが、新鮮なうちは匂いもなく美味しく食べられる。また、イラブチのフライは格別である。