2月26日(火)に、油井集落の田んぼで「種もみまき」がありましたが、
あれから約50日が経ち、そろそろ田植えの時期を迎えます。
あの時、まいた種もみがどうなっているのか、見に行ってきました。
ここ、油井集落の田んぼでは、「もち米」を育てています。
「油井 こども餅つき大会」での餅つき用であり、
県指定無形民俗文化財「油井の豊年踊り」の時には、
もち米は赤飯に、藁は綱を作るために使われています。
お!!!
集落の細い道を曲がると、見えてきました!
子どもたちがまいた種もみは、すくすく育っていました!
田んぼには水がはってあり、小さなオタマジャクシもたくさん泳いでいます。
「ビオトープ」という言葉がまだない頃、田んぼは小さな生き物たちの住処でした。
水に集まる生き物たちは、自然が豊かである証です。
若苗色の葉先が、黄金色にも見える苗。
子どもたちの思いが結晶となり、、キラキラと葉先を輝かせているのかもしれません。
案内してくださった、油井集落の内田区長が
「油井の豊年踊りのために稲作をやるのではなくて、稲作があってこその油井の豊年踊りなんです。」
と、おっしゃっていたのが印象的でした。
シマの集落行事の多くは、作物の豊作を神様に祈り、そして感謝するもの。
稲作を行っている集落も、少なくなってしまった現在、
小さいながらも稲作を営んでいる油井集落(須佐礼地区)は、自前で集落行事を行える数少ない集落です。
今週の4月21日(日)、油井集落(須佐礼地区)のこの田んぼでは、
「油井集落・子ども会」と「油井小中学校」の恒例行事として、田植えが行われます。
隊長鼎、田植えの様子を見に行ってきます!!
(今から楽しみです)
追伸:油井集落(須佐礼地区)にて
またもや、磁器を発見!今度は、「青磁」。
ここの所、磁器についてる時期のようです… おそまつ!
2013.4.14 瀬戸内町 油井 須佐礼
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 隊長鼎
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内