請島番外編 ウミヘビの話

2013年02月20日 | 関連する集落:請島・池地
請島に行った時の
ホエールウォッチング ・ 大山ミヨチョン岳トレッキング )

番外編として、ちょっと小ネタです。

加計呂麻島、請島、与路島を紹介している
ガイドブック「まんでぃ」
請島・池地集落ページに出ている大きなデイゴの木を見に行きました。


このデイゴはガジュマルに抱かれており、ちょっと不思議な感じです。

▲ガジュマルに抱かれるデイゴ

今回、この木の下になんとも面白いものがみられました。

このデイゴの木の下には川が流れています。



誰かが川に向かって
「あっ、ウミヘビだ!」と言いました。


ウナギじゃないの?と思い見に行ったら、なんと本当にウミヘビが川を泳いでいます・・。

▲川をおよぐヒロオウミヘビ



これは新種のカワヘビでは?と冗談を言いながら、10分ほど行動を観察しましたが、
なんども護岸の岩の上に登ろうとしては諦め、
隙間があると頭を突っ込ん入っていこうとしてました。

▲岩の上に登ろうとしているところ


この行動を見る分では、多分ですが海から川に入り、
産卵のできる場所を探していると思われます。

島でウミヘビといわれるものは、「魚のウミヘビ」と「爬虫類のウミヘビ」がいます。

今回見たウミヘビはヒロオウミヘビという爬虫類のほうですね。

ウミヘビは、トカゲやカメと同じ爬虫類なので、
海に暮らすにもかかわらず、
肺で息をして、卵も陸の上で産んでいます。

これまでの研究で、岩の隙間などに産卵に来ることが知られています。


ヒロオウミヘビで一回の産卵で5個とか卵を産むみたいですよ。

私もまだウミヘビの産卵地を見たことがないので、
奄美でも産卵地を見つけて、
ぜひその状況を見てみたいものです。



S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会) 

現場監督 水野





2013.2.7 瀬戸内町 請島 池地 

鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内