請島に行った時の
( ホエールウォッチング ・ 大山ミヨチョン岳トレッキング )
番外編として、ちょっと小ネタです。
加計呂麻島、請島、与路島を紹介している
ガイドブック「まんでぃ」の
請島・池地集落ページに出ている大きなデイゴの木を見に行きました。
このデイゴはガジュマルに抱かれており、ちょっと不思議な感じです。
▲ガジュマルに抱かれるデイゴ
今回、この木の下になんとも面白いものがみられました。
このデイゴの木の下には川が流れています。
誰かが川に向かって
「あっ、ウミヘビだ!」と言いました。
ウナギじゃないの?と思い見に行ったら、なんと本当にウミヘビが川を泳いでいます・・。
▲川をおよぐヒロオウミヘビ
これは新種のカワヘビでは?と冗談を言いながら、10分ほど行動を観察しましたが、
なんども護岸の岩の上に登ろうとしては諦め、
隙間があると頭を突っ込ん入っていこうとしてました。
▲岩の上に登ろうとしているところ
この行動を見る分では、多分ですが海から川に入り、
産卵のできる場所を探していると思われます。
島でウミヘビといわれるものは、「魚のウミヘビ」と「爬虫類のウミヘビ」がいます。
今回見たウミヘビはヒロオウミヘビという爬虫類のほうですね。
ウミヘビは、トカゲやカメと同じ爬虫類なので、
海に暮らすにもかかわらず、
肺で息をして、卵も陸の上で産んでいます。
これまでの研究で、岩の隙間などに産卵に来ることが知られています。
ヒロオウミヘビで一回の産卵で5個とか卵を産むみたいですよ。
私もまだウミヘビの産卵地を見たことがないので、
奄美でも産卵地を見つけて、
ぜひその状況を見てみたいものです。
S.B.I (瀬戸内町 文化遺産 活用実行委員会)
現場監督 水野
2013.2.7 瀬戸内町 請島 池地
鹿児島県 奄美大島 瀬戸内町立図書館・郷土館内