瀬戸内町の東側太平洋に面した伊須湾に面した集落の一つです。
小さな集落ですが、湾に名前が使われているように江戸時代、港を管理する役人が住んでいました。
また、明治8年にオランダ船が漂着するなど、船に縁の深い集落です。
【信仰】
集落内のミャー(集落の祭りを行う広場)をカミヤマと呼んでいます。ミャーの中にある木の根元にチキャライシ(力石?)のような玉石が2個ありそれが神の憑り代の役目をしています。集落の人々はこれをムランカミまたはウソガナシと呼んでいます。旧暦8月十五夜や9月9日に香華を備え村の安全と無病息災を祈願します。
集落の背後に位置するタキヤマと呼ばれる一番高い村にはウテイムイトと呼ばれている滝がって、そこで神様が水をとる場所とされています。
集落にアシャゲやトネヤの後はありません。またテラヤマやムリヤマと呼ばれる場所もありません。
【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P20,21