秋徳あきとく

加計呂麻島の東側、請島側に位置しています。小さな小道に囲まれた集落で、昔ながらの風景を楽しむ事が出来ます。集落の南側にはガジュマルの並木があり南国の風情を感じることが出来ます。
文化遺産は、ガジュマルや神社があります。

【信仰】
秋徳集落の古い呼び名はアクチョホといいます。この集落が古い呼び名で呼ばれていた頃は集落がカミヌホという場所にありその後,現在集落のあるカネクに移ってきていると考えられています。
集落の、野見山よりの北側の一部の場所はシンムラ(新村)と呼ばれています。このシンムラにムリヤマと呼ばれる小高い丘があり集落の聖地になっています。
この場所には現在高千穂神社が建立されています。この高千穂神社は昭和12~13年ごろに建てられたもので、戦争中は出征兵士の武運長久を祈願する場所でした。
秋徳では,神屋であるアシャゲやトネヤ痕を見ることはできません。
また,テイラやグンギン(権現)と呼ばれる聖地はありません。
伝説として,集落のカミヌホと呼ばれる場所にマゴハシュという豪族が住んでいて沖縄のヤンバルのマーラン船が沖を通っていくのを、神扇1つで止めたり動かしたりしたという話が伝わっています。
また,集落のサキバナという場所にはオランダ船が来た時に逃げ込んだイヤーヤ(洞窟)があります。

【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P104,105
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