呑之浦の干潟へは、陸地からは道路がない。渡る際には、呑之浦集落等の手近な浜から泳ぐか小型の舟を利用する手段がある。
人家から遠く道路も整備されていないことから、人の手がほとんど加えられてこなかったため、南西諸島を代表する重要かつ貴重な湿地・干潟が残る場所である。そのため、近年は多くの研究者や観光客が調査や観察に訪れている。
干潟では、シオマネキ類などの希少種が、湿地・干潟では、マングローブやサキシマスオウノキ等が分布し、貴重な生態系を観察することが出来る。
呑之浦チタンは、小規模な干潟・湿地であるが、南西諸島を代表する貴重な場所。
*かく乱や破壊を防ぐためにも、瀬戸内町観光協会及び瀬戸内町役場に確認を取ってから、観光や観察を行う必要がある。
≪参考文献≫
鹿児島県立博物館研究報告(第29号)
「加計呂麻島呑之浦のマングローブ林について」
寺田仁志,大屋哲,前田芳之
参考ファイル1
参考ファイル2