平成26年10月1日(水)、埋蔵文化財調査で、
加計呂麻島の『西阿室集落』へと向かいました。
『グリヤマ』より集落を一望
ミャーのガジュマルは、圧巻!
下を見て歩いていると、カムィヤキ発見!
カムィヤキは、本土の須恵器に似ていたため『類須恵器』と呼ばれていました。
徳之島で窯跡が発見されたため、カムィヤキは徳之島で焼かれたものと考えられています。
歩きに歩き、浜の端っこまできました。戦時中の壕も発見!
貝殻の採集や砂の採取も行いました。
今回、表面採集した遺物
土器、カムィヤキ、白磁(中国産)、青磁(中国産)、本土産陶器、
沖縄産陶器、本土産陶磁器、鉄滓、貝 など
今回の埋蔵文化財調査によって、西阿室集落では古代~近代までの遺物を採集することができました。
≪西阿室集落 番外編≫
今回の調査中には、冬鳥の
『ミサゴ』を発見しました!
さらに、こちらも冬鳥の
『サシバ』も!
さらに、
オオウナギが川にいるなんて!!
集落散策をしていると、
管理の行き届いた美しさ
訪れた人を楽しませるシマの雰囲気が、最高ですね!
はやくも冬の到来を知らせる野鳥にも出会えて、
季節の移り変わりを感じることができた調査となりました。
参考文献
「瀬戸内町の文化財をたずねて」 瀬戸内町教育委員会
2014.10.01
加計呂麻島 西阿室集落
埋蔵文化財調査員 正智子