大島海峡の東端入口、加計呂麻島側に位置しています。戦時中は、砲台が築かれ大島海峡の東側入口を守っていました。現在では、公園化され弾薬庫跡などを見学することが出来ます。また、戦跡からは大島海峡東側入口を展望することもます。集落が営まれている砂丘上には、アダンに囲まれたサンガツバマや東郷元帥上陸の碑などが建てられています。
文化遺産は、砲台跡、東郷元帥上陸の碑などがあります。
【信仰】
集落は、天保7年に開拓されたといわれています。
ミャーと呼ばれる集落の祭りを行う広場に、以前はアシャゲやトネやがありましたが、今ではありません。
集落の聖域であるカミヤマは「ティラ」と呼ばれています。旧暦9月9日には祭りを行います。
ティラの下を「
ティランシャ」と呼んでいます。集落内には「ファームテ」と呼ばれる場所があります。この場所には、旧日本陸軍の対空砲や重砲を備えた要塞の跡があり、この場所を廻る岬に「スバスィ」と呼ばれる場所があり、コンピラサマを祭ってあります。以前は、「スバスィミシャク」という神酒を炊いて神祭りをすることがありました。
【遺跡・遺物】
瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 P90,91