ソテツ
ソテツ科 Cycas revoluta
奄美大島を代表的する植物。顕花植物のイチョウと共に精子を持つ植物自生地北限は鹿児島県山川町、植物のなかでも起源の古い植物でイチョウと共に精子により受精することで知られる。キカス属は中国を中心に東南アジア、日本、インド、マダガスカル、オーストラリア、ニューギニヤとその近隣島嶼と広く分布し、ソテツ科植物約170種の半数以上を占める。サンゴ根と呼ばれる外性菌根菌との共生で窒素などを自給することが出来るので、痩せ地でも成長を維持でき、他の植物の生育が悪いところでも成長可能である。龍郷町安脚場のソテツ山も規模が大きいが、瀬戸内町与路島の西側海岸斜面のソテツ大群落は世界中で何処にも見られない絶景である。