ゴンズイ
生態
ナマズの仲間で海水種。下向きの口の周りに8本の長いひげがある。背びれと胸鰭に逆銛のついた毒棘がある。体表粘液にも毒をもつ。成魚になると単独で夜間に活動するようだが、若魚は昼間に砂地を群れになって移動しながら餌を探す姿が観察される。この群れは、“ゴンズイ玉”と呼ばれる。
症状
刺されると激しい痛みがあり、炎症、患部は腫れあがり熱をもつ。
麻痺、壊死することもあり、疼痛が長時間続く。ショックによる死亡例もある。
応急処置
患部を真水で洗ったあと、患部を40~45℃の湯に痛みが和らぐまでひたす(火傷に注意する)。症状がひどい場合は、医療機関へ向かう。
予防
釣れても素手でつかまない。ペンチなどを利用する。
海水浴時、潜水中などでも“ゴンズイ玉”を見かけても絶対に触らない。