フユウンメ
*フユウンメとは?
昭和50年頃の記録では加計呂麻島を中心に行われている行事です。
この祭りは芋の収穫祭です。行事の内容は旧暦11月の庚の日にノロ神達が集落のトネヤに集まってサトイモ・コーシャー・ハヌス等のイモ類を煮たものを山盛りにして祭り、
食べる祭りです。(瀬戸内町誌・民俗編)
集落名:阿多地集落
行事名:フユウンメ(冬折目)
日時 :霜月の初庚(カノエ)の日、集落のトネヤで行われる行事です。
行事内容は2月のカムムケや4月のカミウホリと同じですが、2日神酒を作り、コーシャー(山芋)、ウム(里芋)大根などを皮をむかずに高膳に盛りトネヤに備えて神事を行います。
(瀬戸内町誌・民俗編)
集落名:嘉入集落
行事名:フユウンメ
旧暦11月の初庚(カノエ)の日に、集落の里地区にあるグジヌシの屋敷にあるアシャゲ
で行われる1年で最後のノロの祭りです。この日はフツカミシャク(二日神酒)
を作り高膳の鉢ににぎりめしや野菜と魚の煮つけを盛り付けます。
この行事の特徴は、ハヌス(甘藷)とウム(里芋)を使用することです。祭りの内容は6月に行われるアラホバナなどの夏祭りの要領で行います。
(瀬戸内町誌・民俗編)
集落名:須子茂集落
行事名: フユンメ
旧暦11月の壬の日に集落のトネヤで行われる行事です。行事は、コーシャ
(山芋)とハヌス(甘藷)を供えるのが特徴です。
(瀬戸内町誌:民俗編)