カネマツリ(庚申祭)
集落名:須子茂集落
行事名:カネマツリ(庚申祭)
旧暦10月の庚の日に集落のトネヤで行われます。以前は50~60斤の子豚を殺す習慣があったようですが、昭和50年頃の記録では,カネムチというカシャムチを作るようです。
大きめに作ったカネムチを各戸から1個づつ集め高膳に切って盛り、トネヤに備えます。神女が祝詞を唱えて後、みんなで戴きます。クジには切らないで、大きなカネムチをそのまま供えます。 トネヤの他、家ではカネムチを少し小さめに作り、3つ、5つ7つと奇数の要領でくくり、柱に下げます。カネムチを食べると山で神と行き会うことがないと言われて います。
(瀬戸内町誌・民俗編)