アラフバナ(新穂祭)
集落名:阿多地集落
行事名:アラフバナ(新穂祭)は 旧暦6月の戌の日に集落のトネやで行われ、集落の運気をノロが占うという行事です。
(瀬戸内町誌・民俗編)
集落名:嘉入集落
行事名:アラフバナ(新穂花)、 新穂祭とも表記することがある。
稲作(農業)と関連のある行事です。旧暦6月の初戊(ツチノエ)に集落の里地区にあるグジヌシのアシャゲで行われます。
この神事は1年の中でも一番盛大と言われるなノロ祭祀です。この祭りは稲の初穂を刈って祭る祭りです。
集落名:薩川集落
行事名:アラフバナ(初穂花)は旧暦6月の壬の日に行われます。
薩川集落では、この祭りの頃集落の中で太鼓を叩くと風を呼ぶといい太鼓を叩くと嫌がられます。その理由は風が起こると稲が実らないというためです。太鼓を叩いて風が起こると稲霊加那志が逃げていって、穂が空っぽになるためと言われています。
(瀬戸内町誌・民俗編)
集落名:須古茂集落
行事名:アラフバナ(米の祭り)で旧暦6月の初壬の日に行われます。
この日は集落中から集めた米でミシャクとデーガシキ(強飯)を作ります。
(瀬戸内町誌・民俗編)
集落名:阿多地集落
ミナクチ(水口祭)は旧暦6月最後の巳の日に集落のアシャゲで行われます。
集落の女性と中学生の男女が参加し、成人の男性は参加しません。
祭りの意味として,みんな口を揃えるという意味があると伝わっています。
この行事の最大のイベントが綱引きでアシャゲでの神事の後男女に分かれて綱を引きます。(瀬戸内町誌・民俗編)