カミウホリ
集落名:阿多地集落
行事名:カミウホリ(神送り)
旧暦4月の壬の日に集落トネヤで行われます。2月に竜宮から迎えた神をお送りする行事です。この神事の時もスダシミシャク(1日神酒)を使います。2月から4月までの2ケ月間竜宮から迎えた神は来訪神で竜宮から来た神は,海に7日、天に7日、集落の中に7日の期間で3か所をぐるぐる回り、カミヤマや集落を守っていると考えられています。
(瀬戸内町誌・民俗編)

集落名:嘉入集落
行事名:カミウホリ(神送り)は旧暦4月の中の壬(ミズノエ)の日に2月のカミムケと同じ場所で行われます。この祭りは2月に集落にお迎えした神々を竜宮へ送り届けるという
祭りです。2月に集落に迎えた神々は4月のこの行事の間、集落のトネやとウボツヤマ・クジヌシの家の3か所をぐるぐる回っていると伝えられています。
この3か所を集落ではミトネと呼んでいます。神々はミトネを拠点にして集落の農作物 を稔らせ、集落の人々の 健康を守ってくれていると考えられています。
(瀬戸内町誌・民俗編)

集落名:須子茂集落
行事名:カミウホリ(神送り)は旧暦4月の初壬の日トネヤとグジの家で行われます。
神女がトネヤで祝詞を唱えたあとグジの家に行き神をもらいうけたグジがアハダ(ススキ)を準備して 浜まで神様を送り届けるという行事です。
(瀬戸内町誌・民俗編)